人を動かす 改訂文庫版 - D・カーネギー/山口博 - ビジネス・実用書・無料試し読みなら、電子書籍・コミックストア ブックライブ
日本唯一の公式本『人を動かす』が、1936年初版、1981年改訂版を経て、約40年ぶりに大改訂。人が生きていく上で身につけるべき「人間関係の30原則」を、長年集めた実話と、成人教育の現場で磨き上げた実践例を交え、説得力豊かに解き明かす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。あらゆる自己啓発書の原点となった不朽の名著にして歴史的ベストセラー。
神の1冊。「相手の自尊心や重要感を満たし信頼関係を築く」「相手の心に響くアプローチ」「相手の欲求や関心を見抜く」など、人を動かすための本質であり、行動変容を促すための全てが書かれている。 ◯人を動かす3原則 1.盗人にも五分の理を認める 2.重要感をもたせる 3.人の立場に身を置く 相手が間違っていると思っても、相手の意見や行動に対して、いきなり批判や非難をしないほうがいい。 人は誰でも、「自分の言動が正しい。少なくとも、完全な誤りではないし、それなりの理由や事情があってしているのだ」と考えているのだから、「論理」や「正しさ」で相手を殴りつけないこと。 相手の気持ちや立場を理解し、尊重することが大切。相手の言い分を聞き、共感したり感謝したりすることで友好関係が作られ、相手もあなたの話を聞いてくれるようになる。 相手に「自分の存在が大切である」と感じさせる。人は「自分を必要として欲しい」「周囲から尊重されたい」「自分は価値ある存在だと認めて欲しい」という根源的で強い欲求を持っている。 「重要感を持たせる」とは、相手の重要感に関する欲求を満たすということ。相手の優れた点や努力、成果を率直に褒め、相手の意見や感情に寄り添うことで、欲求は満たされる。 「相手の欲求や利益に焦点を当てる」こそが、人の立場に身を置くということ。 そこに自分の望みの標準を合わせることが人を動かすための重要。 ◯人に好かれる6原則 1.誠実な関心を寄せる 2.笑顔を忘れない 3.名前を覚える 4.聞き手に回る 5.関心のありかを見抜く 6.心からほめる 常に笑顔で、自分に関心があり話を聞いてくれ、称賛を惜しまない。それだけで関係の質は出来上がる。 ◯人を説得する12原則 1.議論を避ける 2.誤りを指摘しない 3.誤りを認める 4.穏やかに話す 5.イエスと答えられる問題を選ぶ 6.しゃべらせる 7.思いつかせる 8.人の身になる 9.同情を寄せる 10.美しい心情に呼びかける 11.演出を考える 12.対抗意識を刺激する 自分の意見を相手に受け入れてもらい、説得するためにはまず相手を尊重する。 対立することを避け、相手の立場と考えを尊重し穏やかな言動で接する。 その上で相手の良心に訴え、相手が興味を引き楽しめるような演出をすることで、「結果的に」相手がこちらの望む行動をとるようになる。